山のいろあい
ゆっくりとゆっくりと山の紅葉が
麓まで降りてきている
あたたかい飲みものが飲みたくなったり
そろそろこたつを出そうかな?と話したり
すこし裏山を散歩しただけで
とても秋らしい収穫があった。
秋の風景が好きだ。
2015.10.24
1024
展示の慰労会をかねて
近いようで遠いところへ旅行へいった
近いのに知らない場所ばかりだった
1日目の写真たち。
倍音
10月3日・10月4日
僕たち家族は、街の花フェスタで1つの展示をした。
展示をするまでにはたくさんの偶然と出会いがあった。
家に長く眠っていた古道具と
コケの先生
それと山でみつけた群生地
特に、この3つの発見や出会いのタイミングも奇跡的だった。
倍音とは、
ある音が鳴ったときに共鳴したり、付随して出てくる音のこと。
例えばpianoでドの音とファの音を同時に鳴らしたときに
ドでもファでもない倍音も宙にゆらりと浮いて漂うこと。
そして、その連続が美しい音楽には必要不可欠らしい。
ある意味、この展示もそんな音楽のようだった気もする。
言葉は多くいらない
家族で1つのものを作れたこと。
とても大切な時間になった。
秋に舞う
9月
収穫の秋に向けて
豊作や健康を願う地区のお祭り
1ヶ月みっちりと練習して1ヶ月みっちりとお酒を呑んで
こんなにも毎日、地区の人たちと時間を共にしたのは初めてだった
本番は緊張というより楽しい時間が流れた
ほどよく酔っ払った大人たちが煽るヤジも
興味深々の子供達の声も
横笛や太鼓と混ざって1つの音楽だった
小さな地区の豊かな時間。
しかしとっても膝がいたい。
まつりばやし
のたうつ様な暑さのなかで
積み重ねる日々の生活
お祭りや花火といった光景はとても夏らしく
日が暮れてからの夕涼みにはピッタリだ
山滴る
「今年の夏は暑すぎる」
なんていうことを、毎年言っているような気がする
日差しの強さに、自然と涼しい色やものを選んでいる
透明なガラスの器やみずみずしい花やコケ
もちろん10月の展示へ向けてというのもある
1つ1つ選んで作って確かめて
緑の写真はまた改めて。
白雨
蒸し暑い空気を一気に取り去ってくれる
この時期の夕立のことを『白雨』と呼ぶらしい。
6月、山本家では母が梅酒をこしらえた
青梅と氷砂糖というのは、なんて綺麗なのだろうか
まるで森の新緑と白雨のしずくのようだと思った。
お酒を潤沢に、なみなみと注げば
眺めているだけで涼やかで、立派な夏の風景にもなりそうなほど。
ほかにも、梅を割って種を取り出して作る
梅の砂糖漬けも。
早く、暑い暑いといいながら
たくさん氷をいれた梅酒をぐいっとしたい。
薫風
最近のフィルム写真などなど
去年より、すこし涼しい今年の初夏。
それでも初夏の朝や夕方の光はやっぱり美しくて、
写真もいつもそんな時間帯に撮っている。
緑も驚くくらいのスピードで。でも、おだやかで。涼しい夏。
Floating Vase RIPPLE
先日届いた
水に浮かべて使う一輪挿し RIPPLE
波紋のように作られた形
水のなかでゆらりふわりと漂って
しっかりとした花ではなくて
庭や散歩で見つけた雑草のような草花でも
ささやかに飾れる
美しい花器
この季節の雨の音にもよく似合うから
気に入っている
テラリウム
うちは むかしラジオ屋だったから
電気用品の機材や
電球の在庫などがいくつかある
そんな在庫の電球を活かしながら
なにか面白いアートが出来ないかと考えて出会ったのが
電球テラリウム
父が電球の中に入れたのは
3種類のサボテン
光をそっと当てるととても綺麗
朝の陽にもよく似合う
この電球の
何十倍もある大きな大きな電球もあるのだけれど
それは大きすぎて未だに活用出来ていない
なにかチャンスがあれば挑戦してみたいとおもう。
つるかわ
つるをグツグツ
樹の皮をグツグツ
お鍋で煮出して繊維をやわらかくして
母が作ったのは壁掛けリース
そこにつけたのは
小さな瓶に樹の皮を巻いて仕立てた花器
外の風にも涼やかで
白い室内の壁にも美しく映えるから
心地よい