tnktrs
急に秋めいてきた
雲の上ではストールを身体に巻いた
秋の風
黄金の穂
実りの秋
今年も10月の展示を決めた
光の展示
少しづつかたちになる
kyu
京都・広島
ひだまり
産声
なみだ
瞳のなかに宇宙がある
meguri
「思い出はいつも
独特の暖かい光に包まれている。
私があの世まで持っていけるのは、
この肉体でも
まして貯金でもなく、
そういう暖かい固まりだけだと思う。
そういうのを何百も抱えて、
私だけの世界が消えてしまうのだといい。」
よしもとばななさんの詩
最近は
近くにいる人やペットのいのちがなくなってしまったり
そうかと思えば幼馴染に偶然会って
おなかのなかにちいさないのちがあると知ったり
悲しんだり嬉しんだりしている
なんで写真を撮るのかと聞かれたら
うまく答えられないけれど
「暖かい固まり」を1つ1つ集めているようなものなのかもしれない
昨年のブログで家の庭に芝を植えたことを書いたけれど
今年はきれいに広がってきた芝生に友達が何人もごろんと寝転んでくれたり
後輩が豊かな季節に一輪挿しを送ってきてくれたり
暖かいことだけではないけれど
小さくてささやかで
それでいい
それを1つ1つ集めていきたい。
山咲
過ごした毎日の
繊細さを
きらめきを
すくいあげて自分の宝物にするみたいに
撮りためている
光のなかに立っていてね
これだけの写真の数があると
写真が勝手に会話するから
文章なんてどうでもよくなってしまう
たとえば
お味噌汁がとってもおいしくって。とか
そのくらいでいい。
風漕ぎ
木々のあいだを
風がたのしそうにそよいでる
踊るようにみどりが揺らぐ
眩しいね
瞬き
光の山が瞬いている
素敵な朝に瞬いている
光の粒と緑の粒
そして
人の気配
すぐそこにある春
大きく空気を頬張る
st.
ドライブで丘の上のぶどう畑へ
この日
丘の上は春みたいな
すこし眩しい光と風が吹いていた
生えたての草をむしって遊ぶこどもと
一番眺めがいいところに
ちょこんと並べて置いてある椅子が
とても可愛らしかった。
外でお昼寝ができるくらいの気候になったら
丘の上のあの椅子に座ってうたた寝したいと思ったりした。