meguri
「思い出はいつも
独特の暖かい光に包まれている。
私があの世まで持っていけるのは、
この肉体でも
まして貯金でもなく、
そういう暖かい固まりだけだと思う。
そういうのを何百も抱えて、
私だけの世界が消えてしまうのだといい。」
よしもとばななさんの詩
最近は
近くにいる人やペットのいのちがなくなってしまったり
そうかと思えば幼馴染に偶然会って
おなかのなかにちいさないのちがあると知ったり
悲しんだり嬉しんだりしている
なんで写真を撮るのかと聞かれたら
うまく答えられないけれど
「暖かい固まり」を1つ1つ集めているようなものなのかもしれない
昨年のブログで家の庭に芝を植えたことを書いたけれど
今年はきれいに広がってきた芝生に友達が何人もごろんと寝転んでくれたり
後輩が豊かな季節に一輪挿しを送ってきてくれたり
暖かいことだけではないけれど
小さくてささやかで
それでいい
それを1つ1つ集めていきたい。